こんにちは
本日は4Fから、写真家・若林のぶゆき氏の写真集をご紹介いたします。
フォトジャパン(Photo Japan) 1972年 初版 ソフトカバー 帯付 日本語 帯少直シ有
こちらは、1962年に開いた初の個展「月蝕」で発表した作品群からなる希少な一点です。
本書中の自身の言葉にあるように、撮影地はヨコスカ・東京・岡山・横浜真金町など。戦後まもなく半ば公認で売春が行われていた「赤線地帯」と呼ばれる地域で撮られた写真の数々ですが、驚くのは撮影者の若林氏が当時まだ16歳だったこと。緊張感の走る異質な街で16〜21歳の間に撮りためた膨大なイメージから作られた、迫力ある写真集です。手書き文字のテキストにもリアリティがあって読みごたえ抜群!臨場感あふれる作品です。
フォトジャパン(Photo Japan) 1972年 初版 ソフトカバー 帯付 日本語 経年薄ヤケ薄シミ有
「しもつい」は岡山県の港町。漁業が盛んでタコが有名。
若林のぶゆきの出身地・岡山県の活気ある港町を、子供にフォーカスして撮影していますが、若林のぶゆきの世界観はそのまま。二色のコントラストと写真のレイアウト、手描き文字のテキストから独特の雰囲気が漂います。
どちらもソフトカバー の簡素な仕様ですが、帯付のヴィンテージ写真集はオリジナルの重みや迫力があります。
状態等、詳細につきましては店頭またはオンライン、お電話等でお気軽にお問合せくださいませ。
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