小宮山書店で蘇る「薔薇族」の歴史と愛
日本初のゲイ雑誌「薔薇族」。
その創刊号から1975年までの貴重なバックナンバーを、小宮山書店3Fにて展示中です。
美しい状態で保管されているこれらの雑誌は、別冊を含めた全号揃いで展示しています。
伊藤文學が編集長を務めた「薔薇族」の、表紙・レイアウト・グラビア写真には、時代を超えてなお魅力的なアートが施されています。
中でも藤田竜や三島剛といったイラストレーターが手がけた初期の表紙は、今でも高い人気を誇ります。
小説、エッセイ、通信ページには、読者投稿も多く掲載。
「薔薇族」が当時のゲイコミュニティの交流場だったことが伺えます。
また、これだけ綺麗な一冊一冊の背景には、お客様が長年「薔薇族」を大切にし、丁寧に保管してきたというストーリーがあります。
古書を通じて、多くのお客様に歴史に触れていただき、一冊に込められた物語を未来へと紡いでいただけることを願っております。
*今回展示している全号揃いは非売品ですが、店頭の棚にはご購入いただけるバックナンバーや関連書籍がございます。
↑第二書房の書籍や、南定四郎、間宮浩、農上輝樹、西野浩司といった作者の小説も取り揃えております。
皆様のご来場をお待ちしております。