[ Item ID : 90032 ]
タイトル | サラーム・アレイコム【献呈サイン / Dedicated sign】 |
---|---|
著者/作家 | 著:東松照明 |
出版社 | 写研 |
発行年 | 1968年 |
基本情報 | 1冊 初版 ハードカバー プラカバー(ビニールカバー)付 日本語 |
状態 | カバー・天少シミ有 |
戦後日本を代表する写真家 東松照明(1930-2012)が、1963年に雑誌『太陽』で約1ヶ月間アフガニスタンを取材しまとめた一冊。1978年にはさらに図版を加え、ソノラマ写真選書『泥の王国』としても出版されます。生涯にわたって高い芸術性とともに社会への問題意識を持ち続けた東松の視点を垣間見ることができます。
僅かなシミはございますが、貴重な献呈サイン入となっております。何かご不明な点等ありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
土ぼこりを舞い上げて, ひょうひょうと砂漠のかなたに消えて行った自然の民を, ぼくは忘れることができない。(中略)都市生活者はいま, 息づまるような物質文明のパラドックスに悩まされている。自然を改変して村や町をつくり, 物質文明の結晶として都市を築いてきたのは人間だ。その人間が自ら生み出した物質文明のメカニズムに, 逆に飼いならされるようになったのだから皮肉というほかはない。家畜を飼い慣らしている遊牧民と, 家畜のように飼いならされている現代人と, どちらが人間としてしあわせだろうか。自然の民の存在は, 文明の混沌に鋭い反省の矢を射る。
(著者序文より抜粋)
僅かなシミはございますが、貴重な献呈サイン入となっております。何かご不明な点等ありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
土ぼこりを舞い上げて, ひょうひょうと砂漠のかなたに消えて行った自然の民を, ぼくは忘れることができない。(中略)都市生活者はいま, 息づまるような物質文明のパラドックスに悩まされている。自然を改変して村や町をつくり, 物質文明の結晶として都市を築いてきたのは人間だ。その人間が自ら生み出した物質文明のメカニズムに, 逆に飼いならされるようになったのだから皮肉というほかはない。家畜を飼い慣らしている遊牧民と, 家畜のように飼いならされている現代人と, どちらが人間としてしあわせだろうか。自然の民の存在は, 文明の混沌に鋭い反省の矢を射る。
(著者序文より抜粋)
Title | Salaam Alaikum |
---|---|
Author/Artist | Author: Shomei Tomatsu |
Publisher | Shaken |
Year | 1968 |
Details |
First Edition, Hard cover, Original plastic dust jacket. Japanese. Cover and Top edge Slightly Spotted. |