［Snap-Shots of Out-Door Life in Japan. / 著：高木庭次郎（高木 庭治郎）］ | 神保町の小宮山書店 / KOMIYAMA TOKYO

高木庭次郎（高木 庭治郎）は明治末期から大正期にかけて神戸三宮を中心に活動した営業写真家。明治33年（1900）以降、玉村写真館を発行所としてコロタイプ写真集を個人名義で刊行しました。
　本書はコロタイプ印刷に手彩色が施された写真図版による写真集で、海外に向けた日本文化の発信を目的に作られているため、全てに英語キャプションがついています。タイトルの指す通り、当時の街と人々の生活する様子を写しており、手彩色による独特の雰囲気とともにその風俗を堪能できる一冊となっております。装丁も凝られており、和綴の一種である大和綴は端上下に2つずつ穴を開け、数本の糸で結び綴じにされています。
表紙部分に僅かな破れ、見返（きき）部分と頁の一部に書き込み等はありますが、100年以上前に作られたものとは思えないほど傷みが少なく状態良好です。
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