金子國義(Kuniyoshi Kaneko)
ふしぎの国のアリスの挿絵を描いたことでも知られる日本の画家。
1967年、澁澤龍彦の紹介により銀座の青木画廊で個展「花咲く乙女たち」を開き画壇デビューする。世紀末的・デカダンスな雰囲気を漂わせる妖艶な女性の絵を得意とする。活動・表現領域は幅広いが、一般には「富士見ロマン文庫」(富士見書房)、『ユリイカ』をはじめとする多くの書籍・雑誌の装幀画・挿絵を手がけたことで知られた。女性、ヌード、エロス、束縛をモチーフにした彼の描く多くの人物は“高貴な頽廃とエロス”を漂わせている。